入社して1年と2ヶ月になった俺は今日も部下の
丁奉と堅苦しいスーツでの
仕事が終わって所だ・・・・
甘「ふー・・・こんな仕事やってられねぇなー
・・・・ふー・・肩ていてぇ・・・っ」
丁「甘寧殿そういわずに 仕事がおわり
すさむこの体にあたる風はとても
気持ちがいいものでしょう」
甘「そうだなー強面詩人の丁奉さんよー」
もう10時だ・・・家に帰ろ・・・腹減ったし
甘「じゃあな丁奉 おつかれー」
丁「今日はお疲れ様でした」
家に帰る・・・
家といっても俺はいま居候だ
呂蒙、おっさんの家に居候している。
おっさんの家に居候しているのは
俺だけじゃない・・・・・
おっさんの家と俺の会社とは
そう遠くもないからな
毎日歩いて通勤だ
甘「ただいまー・・・
おっさーん飯いいぃぃぃぃぃい」
タタタタッ・・・・・
っと足音が聞こえてきた
陸「呂蒙殿!お帰りなさー・・・・
・・・チッ」
甘「帰ってきていきなり舌打ちはねーだろ!?」
俺が怒鳴ると・・・
陸「うるさいですねっ!!やっと呂蒙殿が帰ってきたと思ったのに・・・
甘寧殿だったなんて・・・舌打ちぐらいしたくなりますよ!!」
こいつは陸遜俺と同じく おっさんの家に居候している
陸遜、字を伯玄という
おっさんの家に居候するニート もとい ひきこもり 自宅警備員とかっていうんだろうな
陸「何ぼーっとしてるんですか!?
じゃまですよ」
薄い笑みを浮かべる陸遜が
怖い・・・
甘「そういや・・・おっさんは?」
陸「呂蒙殿なら今日は遅くなるっていってたじゃないですか!
私はもう待てないんですうううううぅぅぅっぅ
と陸遜が嘆きだした そんなにおっさんが好きなのか
そんなことは前々から知ってたんだけどな。
陸遜はおっさんが好き
知っているのに自分の思いは曲げられないよな・・・
甘「じゃ・・・
おっさん帰り遅いなら飯どうすんだよっ!
俺マジ腹減ってるのに・・・」
陸「私だってお腹がすいてますよ!! 呂蒙さんの手作りご飯が食べたいんですよ!!」
俺が作れる料理といえば包丁を使わない料理ぐらいだ。
陸遜・・・陸遜に料理を任せるなんてできない
家が燃えそうだからな・・・
あいつ。そもそも飯作るきなさそうだしなー・・・
マジで腹へったー・・・
コンビニでもいってくるかな・・・
ガジャッ・・・
*「こんばんわー・・・じゃましやーす」
甘「おっ凌統」
陸「凌統殿おおおおおおおおおおっ」
ぎゅっと陸遜が凌統に飛びついた
陸「甘寧殿と2人きりでいるなんて私・・・
凌統殿が帰ってきてくれて助かりましたっ」
凌「かんねー陸遜に何してんだよーwww」
甘「なっ・・・何もしてねぇえええよ!!!」
何かぐらいしてやりたいよ そりゃ。
凌「そうだー 良いもん持ってきたんだけど?
呂蒙さんは?」
陸「呂蒙さんは仕事が長引いてしまってるようで・・・・今日は・・・
いつ帰ってくるかわかりません」
凌統は俺や陸遜、おっさん、の幼なじみだ 就職してからもちょくちょく俺らの家に
きてくれる・・・・
いつ頃から4人でいたんだろうか? 出会ったときなんか忘れるぐらい長い付き合いだった
俺は陸遜と喧嘩してばっかで・・・なにより
凌統が陸遜にすかれているのに気にくわない・・・
なんできにくわない・・・のか・・
な・・・・・・・なに気にくわないんだろ・・・
嫉妬なのか これは 少し違うかもしれない・・・ そう思っておきたかった
2人が居間の方に歩いていくからその後ろに
何となくついていってみる
凌「そだ 陸遜 甘寧 呂蒙さん帰り遅いんだろ?」
甘「ああ・・・だっ
陸「呂蒙どの帰り遅いんですよおおおお
私もうお腹もすいてええええりょもうどのおおおうあああ
陸遜はおっさんのことになると五月蠅いな
まぁそんなことは前から分かってるんだが・・・
わかっている 陸遜はおっさんが好き
凌「ふふーん・・・
なら腹が減って仕方ないお前らに俺が恵んでやろう ふふふふふっ」
凌統が得意げな顔で袋を差し出してきた
この袋は・・・
陸「むあああああああああ これは最近有名なハンバーガーショップのではないですかああああ
これ食べたかったんですよおおおお」
陸遜は袋を凌統から奪い取り包みを放り投げて 口がぷくっとなるほど詰め込んで・・・
「かわいい」・・・・・
凌「ほい やんよ」
凌統がハンバーガーを投げてきた
甘「美味そうだなー」
凌「美味いに決まってるんだろー なんたって人気のとこで
並んで買ってきてやったのによ」
早く食えよとゆわんばかりに凌統がニコニコしてる
甘「美味い!! 美味いなっこれ!!」
凌「だろだろーうめぇー」
甘「てかさー・・・わざわざ買ってきてくれて 悪かったなー でも助かった」
凌「・・・え・・・ああ。友達がさーうまいって 言ってたから 陸遜達にもあげよーかなって
さー・・ハハハハ」
なんか・・・聞いたらいけなかったのか
陸「凌統うううううううううう殿おおおおおおおおおおおおおおお このハンバーガーは
もうないんですかっ!?」
叫びを上げる陸遜のほうを見たら そこには凌統が買ってきたハンバーガーショップ
の袋にかなり入ってたはずのハンバーガーが
すべて消滅していた・・・・
陸遜の周りにはハンバーガーの包み紙が散乱していた
甘「もうないんですかーって・・・陸遜
食い過ぎじゃね?w 太るぞニートww」
陸「うるさいですね!! 私だってお腹がすくんですよ」
凌「全部食ったのかよ 食い過ぎだろ」
甘「太るぞwww 1日中家の中に引きこもってんのにw」
陸「うっ・・・五月蠅いですね!!」
凌「にしても・・・全部くっちまのかよ 呂蒙さんのないぜ・・・」
陸「あ・・・・・・・」
甘「あ・・・・・・・じゃねぇよ!!
養ってもらってるくせに」
陸「うっ・・・でっ・・でも内職しましたよっ
働きました!!」
甘「働いただぁ? 内職っても5,6個紙袋
作っただけじゃゃねぇか!!」
陸「うっ・・・・」
陸「凌統殿おおおおおおっ」
泣き面で凌統に飛びついた 陸遜と喧嘩したときはいつもこれで2対1だ 卑怯だよな
でも今回は陸遜が悪いよな・・・凌統・・・
凌「よーしよーし 陸遜」
よーしよーしがめっさ棒読みだったな・・・
凌「でもな陸遜・・・
陸「なんでしょうか・・・?
陸遜がうるうるした目で凌統を見上げている
陸遜の上目使いは卑怯なぐらい可愛いと思う 男のに対して可愛いは
間違ってるのかも知れないが・・・・
可愛いんだ・・・ 今だけ凌統がうらやましい
陸遜にあんな上目使いで・・・
あーだめだわ・・・
陸遜は男なのに・・
でもさ・・・・
好きな気持ちには偽りはないよな
俺は陸遜のことが好き
大好きだ
もっと仲良くしたいが・・・
仲良くなんてできそうにないな
*「ん・・・・・・
だからけんか腰になるのかな・・・
*「かん・・・・・
陸遜ー・・・・・・・・好きだー・・・・・
*「甘寧!!!!!!!!!!」
甘「うおっ・・・なんだ・・凌統かよ」
なんか知らん陸遜への性欲だろうか・・・
自問自答 どれくらいの時間してたかな
凌統「なにぼーっとしてんだよ 腐っちまったか?」
(凌統かよってなんだよ ボソッ)
甘「くさってねーよ・・・ (ボソッと聞こえたものは面倒だから無視することにした)
あれ・・・陸遜は?」
凌統「罰として飯買いにいかしたー お前・・・ホント何も聞いてなかったんだな
マジで心配するぜ」
甘「あーそか わるかったな」
今回はさすがに凌統も陸遜を罰したようだ
凌統がイラッっとしてたのは気のせいなんだろうか
え。俺何もしてないよな
凌「甘寧・・・あのさ・・・」
甘「なんだよ」
凌「・・・・・・・・っ・・・・」
甘「んだよ 言いたいことあるんなら早く言えって」
口を妙にぱくぱくさせてうつむいていると思えば
熱があるのかと思うぐらい顔が赤かった・・・
その赤い顔がゆっくり俺の目線に合わせられ・・・
凌「おっ・・・おまえのことが好きなんだよっ」
凌統と俺が2人きりの居間で響いた言葉
「好きなんだよ」
甘「えっ・・・・・・・・・・?」
我ながらイイ展開になってきたと←
呉のこの3Pはいいご飯です ジュルルルルルルルr←